蛇行した釧路川を体感(二本松展望地・周辺スポット)
フィールドのみどころ (マップ内のマークをクリックして各ポイントの概要をご覧ください)
フィールドの様子(眼前の釧路川、その奥に広がる湿原景観)
フィールドの様子(大きく蛇行する釧路川を眼下に眺める)
フィールドの様子(道道の橋上から観察できる釧路川の水の流れに削られた崖)
フィールドの様子(カヌーポートから水の動きを観察)
フィールドに関する情報
フィールドの特徴
木道や展望デッキが整備されているわけではなく、自然の丘陵地を利用した展望地ですが、釧路川を近くに感じながら湿原景観を観察することができます。展望地に向かう道は10分程度の歩行ですが、林を抜け砂の丘陵地を登り、変化に富んだ景色を楽しむことができます。
※林の中から釧路川を観察する際には、前方が崖であることを充分に認識して、充分な安全距離をとって、林の中から観察することが必要です。学校で訪れる場合には、ゆっくり足元を確認して歩くことを徹底し、必要に応じて指導者を崖側に配置し、安全確保を徹底することが必要です。
※橋の上から丘陵地の崖を観察する場合には、交通の妨げになるので橋上に車を駐車せず、二本松展望台駐車場から徒歩で橋まで移動してください。また、車の往来がありますので、1列になり、充分に注意して歩行、観察するようにしてください。
雨天時・強風時の注意点
強風時は滑落や落枝などの危険があるため、展望台での観察は中止されることを推奨します。また、雨天時(前日も含む)で地面が濡れている場合は滑りやすいので注意が必要です。
推奨年齢・人数・時期
展望地までは小学校低学年でも充分に登ることができますが、児童の状況等に応じて安全配慮が必要です。また、林内から釧路川を観察する場合には、引率する児童の安全をしっかりと確保できるかご検討の上、実施可否をご判断ください。
推奨人数は20人程度までですが、引率者がしっかり誘導することで、50人程度までは活動が可能です。
林の中から釧路川を観察する際には、樹木の葉が開いていない時期がお勧めです。雪がついている時期は滑落等の恐れがあるので充分な配慮が必要ですが、四季を通じて、季節に応じた湿原の景観を楽しむことができます。
アクセス・周辺の利用可能施設
釧路町塘路市街地から車で7,8分程の距離にあります。
二本松展望台から塘路市街地方向に車で5,6分程の距離に塘路湖エコミュージアムセンターがあります。館内には釧路湿原に関する展示もあり、事前に相談すればトイレ休憩の場所として利用させていただけるほか、レクチャールームをお借りすることもできます。
【注意点】
・塘路湖エコミュージアムセンターには、館内に釧路湿原に関する展示もあり、トイレを使わせていただけますが、学校で訪問される場合は必ず施設(tel015-487-3003)にお問い合わせください。
二本松展望台から鶴居方向に車で5,6分程の距離にコッタロ湿原展望台(男女別のトイレあり)があります。時間が許す場合には、展望地に登ると、眼前にコッタロ湿原を眺望することができます。
左記マップのをクリックし、フィールドの位置、拠点施設等をご覧ください。
フィールドでの活動例
・川の蛇行の外側と内側の浸食や堆積の様子、水の流れ方の違いなどの観察
・崖の地層の様子や展望地までの遊歩道で丘陵地を形づくる地面の様子の観察
・展望地までの遊歩道の地面、周囲の環境の変化を観察し、それらの理由を考える活動
・展望地から、水がどのように循環しているかを考える活動
・展望地から、湿原の中で色や形が違う場所をみつけ、そこに生えている植物やその環境を考える活動
関連づけられる教科単元
小学校 理科5学年 流れる水のはたらき
中学校 理科2分野 大地の成り立ちと変化 大地の歴史と地層
高等学校 地学基礎 私たちの地球の変遷と生物の進化 地層や岩石の観察
小学校 理科6学年 生き物とかんきょう
中学校 理科2分野 自然と人間
高等学校 生物基礎 生物の多様性と生態系 植生の多様性と分布 / 生物 生態と環境 生態系と生物多様性
釧路町立富原小学校4年生での実践例(2019年実施)
実施内容
標茶町立標茶小学校5年生での実践例(2017年実施)
実施内容
本フィールドで実施した教員研修講座
2018年度(標茶町教育研究所理科部会 連携講座)