水のつながりを体感~水を介した森と湿原のつながり(細岡展望台・周辺フィールド)
フィールドのみどころ (マップ内のマークをクリックして各ポイントの概要をご覧ください)
フィールドの様子(釧路川の大きな蛇行を見られる雄大な景観)
フィールドの様子(水の道をたどる)
フィールドの様子(人々の生活の跡)
フィールドの様子(展望台に向かう車窓から見える達古武湖)
フィールドの様子
(クリックすると拡大表示されます)
フィールドに関する情報
フィールドの特徴
釧路湿原を知り、四季折々の湿原の様子を感じることができる代表的な拠点施設の1つ、細岡ビジターズラウンジと蛇行した釧路川と雄大な釧路湿原の景観を見ることができる細岡展望台を有するフィールドです。施設周辺には遊歩道が整備され、丘陵地の林、道沿いの竪穴式住居跡などを観察することも出来ます。また、釧路湿原駅周辺には湧き水からできた小川を見つけることができ、湿原(釧路川)に流れていく様子や湧き水が染み出している箇所も観察することができます。細岡展望台周辺では、湿原を遠景に臨みますが、フィールドへの移動途中、車窓からは達古武湖や釧路川の風景を見ることができ、カヌーの乗り降りの拠点である細岡カヌーポートや湿原のすぐ側にある駅舎などを見ながら、観光資源としての釧路湿原の価値も感じることができます。
※JR細岡駅から細岡ビジターズラウンジまでは1.5車線道路と道幅が狭く、路肩は未舗装の場所もあり、見通しが悪い場所も多いため注意が必要です。大型バスの通行はできません。
※一般の方も多く利用されています。展望台や遊歩道を学校で利用する際には、散策時は一列になる、大声を出さないなど、十分な配慮を心掛けることが必要です。
※遊歩道はスニーカーでも散策できますが、雨で濡れている場合は木で出来た階段など滑りやすい場所もあるので注意が必要です。施設から釧路湿原駅に向かう遊歩道では、片側が切り立った沢になっている箇所もありますので、転落することがないように最低限の注意は必要です。
雨天時・強風時の注意点
強風時は落枝などの危険があり、散策を中止されることを推奨します。また、風がなく小雨であれば散策は可能ですが、眺望が望めない可能性があることや、地面が濡れている場合は滑りやすい場所もあるため注意が必要です。
推奨年齢・人数・時期
大人が安全管理をしっかりと行う前提であれば、年齢を問わず散策が可能です。
遊歩道は基本的に一列での歩行が必要になります。説明や観察、安全管理が行き届く人数としては、1グループ15人程度を上限として、各グループに適時指導者が付くように、グループ分けを行うことを推奨します。
展望台では、四季折々の湿原の風景を味わうことができます。雪解けで釧路川の水量が多い時期には、釧路川の近くや湿原の様々な場所に水が溜まっており、湿原が水を蓄えていることを感じることができます。湧水の湧きだし口を訪れる場合は、夏季は特に蚊が多いため、雪解け後の早い時期または秋の散策を推奨します。
アクセス・周辺の利用可能施設
JR釧路駅から車で40分程度の距離にビジターズラウンジ駐車場があり、展望台までは駐車場から徒歩10分程になります。
細岡ビジターズラウンジ館内には湿原の風景や花々の写真が飾られ、軽食や喫茶のコーナーがあります。トイレを利用させていただくことができますが、学校で訪問される場合は必ず施設(tel0154-40-4455)に事前にお問い合わせください。なお、駐車場横にトイレが設置されており、学校での訪問時は屋外トイレの利用を推奨します。
国道391号から細岡展望台に向かう途中に細岡駅があり、駅舎内にトイレがあります。緊急時にはこのトイレを利用することも出来ます。冬期間は水道管破裂防止のために閉鎖していますので、晩秋、春に利用される場合にはご注意ください。
左記マップのをクリックし、フィールドの位置、拠点施設等をご覧ください。
フィールドでの活動例
・遊歩道で丘陵地の林の様子を観察
・展望広場や展望台での湿原景観の観察(湿原に生えている植物の色や形が多様であること、釧路川が大きく蛇行しながら流れている事等の観察)
・展望台からのタンチョウ・シカ探し
・遊歩道横の竪穴住居跡の観察
・釧路湿原駅側の湧き水の観察
・腐葉土の透水実験
・周囲の丘陵地でナショナル・トラスト運動が行われていることを学ぶ
関連づけられる教科単元
小学校 社会科5年生 国土の自然とともに生きる、社会科6年生 国づくりへの歩み
理科6学年 いきものと環境
中学校 理科2分野 自然と人間
高等学校 生物基礎 生物の多様性と生態系 / 生物 生態と環境