釧路湿原自然再生協議会 再生普及小委員会 湿原学習のための学校支援ワーキンググループ

泥炭と地下水位を体感(幌呂地区湿原再生事業地)

フィールドのみどころ (マップ内のマークをクリックして各ポイントの概要をご覧ください)

フィールドの様子(未利用地を湿原に《H29地盤切り下げ区画》)

フィールドの様子(地面が揺れる体験)

フィールドの様子(泥炭の体感)

フィールドの様子(未利用地を湿原に《H25地盤切り下げ区画》)

フィールドの様子(人の生活と湿原との境界)

フィールドの様子

(クリックすると拡大表示されます)

フィールドに関する情報

フィールドの特徴


 1970年代から、この幌呂地区では湿原を農地として活用するために、幌呂川の切り替えや排水路の整備が行われてきました。これにより農業生産の向上が図られた一方で、冠水頻度の減少や地下水位の低下がおき、周辺の湿原の乾燥化によって植生の変化がおこってきました。このため、隣接する農地に影響を及ぼさないよう注意を払いながら、未利用地の再湿原化やハンノキ林の成長抑制のため、未利用排水路の埋め戻し、地盤掘り起こしなどの取り組みが行われています。
詳しくは ⇒ 「幌呂地区湿原再生実施計画」をご覧ください。
 農地、湿原に戻りつつある未利用地、これから取り組みが行われる場所など、これらが隣接する人の生活と湿原との境界を感じることができる場所です。

湿原再生事業地での活動について


 地盤掘り下げを行った区画の中は一般の方は立ち入り禁止となっています。教員研修や学校での活用等にご関心をお持ちの方はお問い合わせください。


雨天時・強風時の注意点


 雨天時(前日も含む)には、事業地が冠水する可能性があり、雨量によっては危険を伴います。水を多く含んだ泥炭地では思わぬ危険も伴いますので、決して無断での立ち入りはお控えください。強風時にはフィールドでは遮るものがないため、活動の中止を推奨します。


推奨年齢・人数・時期


 安全を確認した場所での泥炭の体感は小学校3学年程度から活動が可能です。取り組みの背景、湿原と地下水位、植物との関係を理解していくには小学校高学年以上を推奨します。安全管理の面から、30人程度までの人数を推奨しますが、活動内容によっては、より多くの人数に対応が可能な場合がありますので、お問い合わせください。盛夏には虫が多いことから、初夏や秋がお勧めですが、水に濡れることを気にせず活動するには、暖かい時期がお勧めです。


アクセス・周辺の利用可能施設


本フィールドから車で5分程度の場所に、下幌呂コミュニティーセンターがあります。着替えやトイレ、昼食会場等に利用することができます。
使用には、鶴居村役場(住民生活課 tel0154-64-2113)に事前申請が必要となります。
※)地盤切り下げ箇所は関係者以外は立ち入り禁止です。これらフィールドでの活動(学校でのフィールド学習や教員研修等)に関心がある方は、本ページ下部の問い合わせ先まで、ご連絡ください。
※)事業地横の道路は、農家の方が日常的に利用されています。走行や停車の際には、通行の妨げにならないように、充分にご配慮ください。

学校での実践において支援可能な内容


授業実施前

 フィールド学習の計画作成における各種支援(各種情報の提供、現地への事前案内、関係部署・専門家との調整等)



授業実施時

専門家による解説・活動の支援

問い合わせ先

釧路湿原自然再生協議会 再生普及行動計画オフィス

〒084-0922 釧路市北斗2-2101 環境省釧路湿原野生生物保護センター内
TEL :(0154)56-4646  FAX:(0154)56-2267
e-mail:wanda☆heco-spc.or.jp (☆を@に代えてご連絡ください)