流水で運ばれた土砂を体感、湿原に流れ込む川
フィールドのみどころ (マップ内のマークをクリックして各ポイントの概要をご覧ください)
フィールドの様子(土砂をためる工夫:沈砂池)
フィールドの様子(土砂をためる工夫:木のついたて(人工ケルミ))
フィールドの様子(湿原の風が抜ける)
フィールドの様子(埋まらない川底:土砂の堆積を実感)
フィールドの様子(枝分かれして細くなる川)
フィールドの様子(消える支流)
フィールドに関する情報
フィールドの特徴
上流から流れてきた水、採草地から流れてきた水などが合流し、直線の河道を抜けて湿原内に流れ込んでいく場所です。湿原に流れ込む土砂をとめるための試み、湿原景観に変わっていく風景、土砂の堆積の様子を観察しながら湿原に消えていく(しみ込んでいく)水を体感できる場所です。氾濫源となるため、増水には最新の注意が必要です。また、観察スポットが離れているため、相応の時間を確保することも必要です。
雨天時の注意点
増水の可能性があるため、延期、中止等が必要です。当日、降雨がない場合でも前日までの雨量によっては増水している可能性があり、また、道がぬかるんでいる場合には大型車両、2輪駆動車での進入は控えたほうが無難です。
推奨年齢・人数・時期
安全管理や状況の理解度等を考えると、小学校高学年以上で20名以内の人数での活動を推奨します。蛇行が始まるスポットから先は、安全管理の面から高校生以上を推奨します。雪解け水が引いた後の6月下旬頃から寒さが本格化する前の9月中旬頃までがお勧めです。
アクセス・周辺の利用可能施設
鶴居村市街地から下久著呂方面(南東方面)に向かって車で30分程度、標茶町市街地から車で40分程度の場所になります。
【注意点】
大型バスは進入できません。中型バスでは木のついたて(人工ケルミ)のスポットまでは道の状況により進入、転回が可能ですが、降雨などにより、道がぬかるんでいる場合は道の状況に合わせた判断が必要です。なお、人工ケルミから先は転回が困難なため、中型バスは進入しないことを推奨します。
※)基本的に関係者以外は立ち入り禁止です。時期によっては増水、道のぬかるみ等により危険性もあるため、無断立ち入りはご遠慮ください。
本フィールドから車で30分程度の場所に、下幌呂コミュニティーセンター、中久著路コミュニティーセンターがあります。着替えやトイレ、昼食会場等に利用することができます。使用には、鶴居村役場(住民生活課 tel0154-64-2113)に事前申請が必要となります。
上記マップの をクリックし、フィールドの位置、拠点施設等をご覧ください。
フィールドでの活動例
・土砂を堆積させるための様々な工夫を知る活動
・川岸の道を湿原に下流に向かって歩きながら、道の上の土砂の変化、周りの環境の変化を見つける活動
・川の中に堆積する土砂、道路に堆積する土砂を比べる活動(※要大人による川底の土砂採取)
・上流部の侵食箇所で見られた土砂と川底の土砂を比べる活動(※同上および上流のフィールドで活動を行った場合)
・川の中に入り足が埋まらないことを体感する活動(※高校生以上、胴長必須、要安全管理)
・久著呂川の支流沿いに歩き、堆積している土砂の粒の大きさを調べる活動(※高校生以上推奨、長靴必須、要安全管理)
・支流が消える場所の環境、土砂の粒の大きさを観察する活動(※高校生以上推奨、長靴必須、要安全管理)
関連づけられる教科単元
小学校 理科5学年 流れる水のはたらき
中学校 理科2分野 大地の成り立ちと変化 大地の歴史と地層
小学校 理科6学年 いきものと環境
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高等学校 生物基礎 生物の多様性と生態系 植生の多様性と分布・生態系とその保全 /
生物 生態と環境 生態系と生物多様性