【2007年から2010年まで情報収集を行い、とりまとめた学校の実践事例を掲載しています】
かつての学習指導要領の元で行われた実践情報ですが、指導計画を含む詳細情報は資料として現在も有用と考え、参考資料として掲載しています。当時、実践を担当されていた先生に協力をお願いし、情報提供および監修いただいたものです。

<お願い>
紹介事例を参考に、外部講師や施設等へ協力を依頼するにあたっては、受け入れ団体・機関・施設等の対応条件を充分にご確認ください。協力施設等に過度な負担をかけることがないよう、ご配慮をお願いいたします。

事例内容に関するお問い合わせは、学校への直接のお問い合わせはご遠慮下さい。
問い合わせは、ワーキンググループ事務局までお願いします。



●小学校における実践事例
釧路湿原からのメッセージ 釧路町立富原小学校
鶴野わくわくタイム4年生〜鶴野から釧路湿原 釧路市立鶴野小学校
釧路湿原のここが素晴らしい!Part.2 鶴居村立鶴居小学校 実践2
釧路湿原のここが素晴らしい! 鶴居村立鶴居小学校 実践1
わくわく どきどき 湿原学習 鶴居村立下幌呂小学校 実践2
進め!湿原調査隊 鶴居村立下幌呂小学校 実践1
てくてく しつげん ウォッチン グ〜! 釧路市立青葉小学校
わくわく湿原パーク〜行ってみよう!釧路しつげん 釧路市立光陽小学校
私たちの釧路湿原 釧路市立愛国小学校
はばたき学習「私たちの釧路湿原」 釧路町立遠矢小学校
ふるさと学習 弟子屈町立奥春別小学校
 
●中学校における実践事例
「地域探検」身近な地域について研究しよう 釧路市立幣舞中学校
郊外学習及びチャレンジタイム「標茶を知る」 標茶町立標茶中学校
     
●高等学校における実践事例
「社会科・理科合同地域巡検「釧路湿原国立公園」 北海道阿寒高等学校
     


釧路湿原からのメッセージ  詳細
釧路町立富原小学校における実践事例
平成22年度実施(道徳:1時間)
  自然を題材として取り上げることで、人間は自然の中で生きていることに気づかせ、自然を大切にし、自然と共存していこうとする態度を育てることが重要であると考え本主題を設定した。

鶴野わくわくタイム4年生〜鶴野から釧路湿原
詳細
釧路市立鶴野小学校における実践事例
平成14年度〜(平成21年度実施事例)(総合的な学習の時間27時間)
  4年生で結成した「鶴野たんけん隊」は、自分たちが生活する鶴野から釧路湿原までの地域と自分とのかかわりを大切にしながら、興味・関心を持ったことや疑問に思ったこと等を追求する活動を通して、身近にある自然環境の素晴らしさや問題点、地域に住む人たちの思いを知り、進んで鶴野〜釧路湿原を大切にしていこうとする態度を育てることを目的としている。 
平成23年度の実施状況
  紹介事例と同じ内容を実施

釧路湿原のここが素晴らしい!:第4学年  詳細
鶴居村立鶴居小学校における実践事例 (2)
平成20年度実施(総合的な学習の時間 15時間、学級レク3時間)
   四季を通して5回の湿原探検を行ってきたほか、学級行事では保護者の協力も得て夜の湿原を案内していただきホタル観賞を行うなど、釧路湿原の様々な側面に触れる機会を持つことができた。
平成23年度の実施状況
  一部内容を変更して実施(H22年度まで同内容)
変更内容
  グループで1本の木を選び、四季を通じてその木の変化を追う活動を総合20時間で実施。

釧路湿原のここが素晴らしい!:第3学年  詳細
鶴居村立鶴居小学校における実践事例 (1)
平成19年度実施(総合的な学習の時間 55時間)
   ふるさと情報館「みなくる」での学習や釧路湿原での体験学習を通して、湿原に対する興味関心を促し、各自が設定した課題に対して図鑑や文献、インターネット、湿原探検の中から追求活動を行い、発表会を行う。これらの学習で気づいたことを生かして、釧路湿原(自然)との向き合い方についての意見交換を行う。
平成23年度の実施状況
  紹介事例と同じ内容を実施

わくわく どきどき 湿原学習  詳細
鶴居村立下幌呂小学校における実践事例 (2)
平成20・21年度実施
   全校での取り組みとして、平成20年度より、地域で活動する団体や企業等と連携して、タンチョウや特定外来種であるウチダザリガニをテーマとした学習、塘路湖でのカヌー体験等を行ってきた。
平成23年度の実施状況
  紹介事例と同じ内容を実施

進め!湿原調査隊:第3・4学年  詳細
鶴居村立下幌呂小学校における実践事例 (1)
平成19年度実施(総合的な学習の時間 25時間)
   春、秋の2回、湿原に行き、指導員の説明を聞きながら湿原内を探索する。2回の湿原見学を通して、釧路湿原についての思いを個々にまとめ、発表を行う。地域に根ざした学習という観点からも、地元施設を活用させていただいたり、地域の方と協働して実施する学習となった。
平成23年度の実施状況
  紹介事例と同じ内容を実施

てくてく しつげん ウォッチン グ〜!:第3・4学年
詳細
釧路市立青葉小学校における実践事例

平成20年度〜平成21年度実施
(総合的な学習の時間 H20:52時間、H21:91時間)

     前任校(光陽小学校 18年度実践例参照)では、2学級少人数の4年生総合的な学習で釧路湿原をテーマに学習してきた。青葉では3学級多人数ではあるが、3年生児童の湿原にふれたいという願いや熱意が強いことや、次年度から時数が削減される(指導要領改訂に伴う移行)ことで、中学年の総合と して2年間実施することにした。この実践を踏まえて実質22年度(70時間)からの指導計画の基盤を作りたいと考えている。
平成23年度の実施状況
  一部内容を変更して実施(H21年度まで同内容)
変更内容
  2年間継続して行っていた活動を1年間に縮小し、総合35時間で実施。

わくわく湿原パーク〜行ってみよう!釧路しつげん〜:第4学年
詳細
釧路市立光陽小学校における実践事例
平成18年度実施(総合的な学習の時間 93時間)
   四季を通した湿原でのフィールド学習を基盤とし、その学習の中で課題を設定し、探求活動を深めていく。また、フィールド学習や博物館での調べ活動などで感じたことは、その都度発表交流を行うとともに、光陽フェスティバルでの発表を行う。
平成23年度の実施状況
  別のテーマで実施(H18年度まで同内容)

私たちの釧路湿原:第4学年  詳細
釧路市立愛国小学校における実践事例
平成19・20年度実施(総合的な学習の時間40時間)
   釧路湿原に住む動植物について調べ学習を行い、発表会を行う。また、「わたしたちの釧路湿原」をテーマとして釧路市立博物館学芸員の方に講師として学校に来ていただき、年3回お話をしていただいているほか、湿原に住む動物として、エゾアカガエルのおたまじゃくしを育て、かえるになる頃に卵を採取した場所に放している。
平成23年度の実施状況
  紹介事例と同じ内容を実施

はばたき学習「私たちの釧路湿原」:第5学年
詳細
釧路町立遠矢小学校における実践事例
平成15〜20年度実施(総合的な学習の時間 80時間)
   3つのステップから学習を展開していく。ステップ1では、釧路湿原に生息する動植物や湿原について知る学習を展開していく。ステップ2では、各々が調べた動植物が減少しているという事実を知り、その原因に目を向けていく。ステップ3では、湿原やそこに生息する動植物を守るために「自分にできること」を考え、実行していく活動を展開していく。

ふるさと学習(川下り、藻琴山登山、クリーンタッチ、魚類相調査、通学合宿):全校  詳細
弟子屈町立奥春別小学校における実践事例
平成19・20年度実施(総合的な学習の時間 62時間)
   本校では、山や川といった自然環境のほか、お年寄りから地域の自然、歴史、産業について学ぶ「ふるさと学習」を行ってきている。新学習指導要領の本格実施に向け、本校では、「ふるさと学習」を総合的な学習の中心に位置づけ、児童が課題を設定し、共通体験をくぐりながら追及活動を行い、まとめや発表を行っていくカリキュラムを編成し、実践している。
平成23年度の実施状況
  一部内容を変更して実施(H22年度まで同内容)
変更内容
  川下りと魚類層調査は現在行っていない。総合56時間で実施。


「地域探検」 -身近な地域について研究しよう:第1学年
詳細
釧路市立幣舞中学校における実践事例
平成19・20年度実施(総合的な学習の時間 35時間)
   1年生では釧路地域全般を「地域」として、釧路に関係するテーマを各児童が選択し、課題を追求するために調査活動を行う。自分達の足で調べた資料を元にして、地域の実態を理解するとともに、もっと知りたいと思うテーマを選択し、掘り下げて調査を行いながら、壁新聞としてまとめていく。
平成23年度の実施状況
  別のテーマで実施(H20年度まで同内容)

校外学習及びチャレンジタイム「標茶を知る」:第1学年
詳細
標茶町立標茶中学校における実践事例
平成19・20年度実施(総合的な学習の時間 35時間)
   導入の活動として、校外学習で訪れる施設で調査する課題を設定し、事前学習、校外学習時の取材等を通して追求活動を行い、掲示物としてグループでとりまとめる。チャレンジタイムでは、「標茶を知る」をテーマとして改めて課題を設定し、施設等への訪問計画を立て、調査活動を行う。調査の結果は、学年発表会に向けてグループごとに取りまとめ、最後に自己評価を行う。
平成23年度の実施状況
  一部内容を変更して実施(H21年度まで同内容)
変更内容
  事前学習の内容の絞り込み(時数減)、チャレンジタイムの調査活動・まとめ活動を縮小し、総合23時間、技術3時間で実施。



社会科・理科合同地域巡検「釧路湿原国立公園」
詳細
北海道阿寒高等学校おける実践事例
平成21年度実施(平成12年度より実施)
  ・平成21年度は、地理A9時間、理科基礎3時間で実施)
   1年生、2年生が行う地域巡検学習では、社会科及び理科の単元の中で、釧路湿原や北斗遺跡の見学、阿寒湖での体験学習等を通して、自然の神秘を学ぶとともに、日本有数の観光地で地域の産業や文化を学んでいる。釧路湿原についての地域巡検学習は平成12年より実施しており、大きくは、事前学習、地域巡検、事後学習より構成される。